2022.12 一年の振り返りと抱負
さて、1月も終わってしまいます。このブログとしては1つ目の投稿ということで、遅いですが今年もよろしくお願いいたします。年初に取引振り返りをして、かつ取引振り返りを共有する場を作ったためそれに満足してブログがここまで延び延びになってしまいました。トレードポイントはそこそこに今回は全体間を振り返りたいと思います。
★目次★
2.勝ち負け取引振り返り

勝ち負け銘柄の総括をしたのですが、負けるべくして負けていることが数字ではっきり出ていました。負け銘柄のほうがロットを貼って短期間最速効率で負けています。しかも空売りで負けるという始末です。これじゃあダメですよね。。。
それぞれの銘柄の詳細は書きませんが、悪い癖だなと思ったのが、銘柄分析を行いこの決算では良い決算が出ないでしょうと踏み決算を回避するだけではなく空売りを入れてしまうパターンです。決算の数字自体は外していないのですが、決算数字を当てても株価を動きが逆に行ってしまうといういわゆる期待値が最悪でそもそも良い目のサイコロを降っていない状況でした。銘柄分析に惚れ込みすぎて需給面を疎かにしている点がありました。
一方勝ち銘柄に多かったのは決算後にエントリーしたパターンでした。先月のブログで書いたんですが、
決算関連でエントリーするパターンを時系列で書くと 1. 決算までの期待上げを狙った1ヶ月前からの仕込み 2. 決算マタギ 3. 決算後PTS or 翌日寄り付き凸 4. 決算後急騰、もみ合いからのブレイク(ハイタイトフラッグ)
の中で1,4でうまく上昇波動を取れたものが勝ち銘柄に入っていました。「2.決算マタギ」はギャンブル要素が多いため、ファンダを予想しての「1.期待上げを狙う」、もしくはファンダを確認後モメンタムを取りに行く「4.決算後もみ合いブレイク」」 を狙いに行くのが自分に合っているように感じています。
3.取引全体
3年間の取引全体を振り返ってみました。
年度 | エントリー | 勝ち | 負け | 勝率 | 勝ち損益率 | 負け損益率 | 損益レシオ | リスクリワード |
2020 | 211 | 81 | 130 | 38.4% | 18.2% | -7.6% | 2.4 | 1.5 |
2021 | 144 | 58 | 86 | 40.3% | 7.8% | -5.9% | 1.3 | 0.9 |
2022 | 232 | 95 | 137 | 40.9% | 7.3% | -4.9% | 1.5 | 1.0 |
良かった点として
- 勝率は徐々に上昇してきている。まだまだ低いが。
- 負け損失率は小さくなってきている。損切の判断は事前に決めたラインでは最低、思った動きでなかったときに早めに切れる癖がついてきている。
悪かった点として
- 勝ち損益率が小さくなっている。一時的に大きく利益が出るもののそこで利確できず微益撤退が多い。それに伴い、損益レシオ1.5と低い。9月のブログで書いているとおり勝率40%ならば損益レシオ2は必要。
パフォーマンス分布
また、取引分布を作ってみています。横軸はPF寄与度としています。100株ロットで30%利確するよりも1000株ロットで10%利確するほうが金額ベースでは偉いと思いますので、確定損益金額を総資金で割ったものを横軸としました。縦軸は度数分布です。

2020,2021年の合計が黒、2022年が緑ですが、損切が早くできている効果は左半分に現れています。一方、右半分の利益ゾーンも小さくなっており取引自体がこじんまりとしてしまっている印象です。2020年のコロナ後バブルとの対比でこのようなグラフになっていますが、2022年は最大利確も+34%ということでロット以前に大きな勝利がほとんどなかったのは辛いところでした。リユース、パチンコ、IPOなど大きく上昇した銘柄に乗れなかったのは非常に悔しいところです。
3.2023年の行動指針
というわけで1月は自分の取引を振り返り、反芻して頭の中を整理し、思考を固めていました。自分の取引から学ぶことが非常に多く、そこでの反省を素直に取引に反映するのが正解だと思います。私が考えた2023年の行動指針は下の3つです。
- ファンダを予想しての「1.期待上げを狙う」、もしくはファンダを確認後モメンタムを取りに行く「4.決算後もみ合いブレイク」」 を狙いに行く
- 投資アイデア毎の集計を取っていき、自分の強み・相場の流れを認識する
- 空売り決算マタギは絶対にしない!
投資指針に加えて、自分の理想の投資に近づけるべく、理想的なパフォーマンス分布を書いてみました。ミネルヴィニも言っていますが、ポジティブスキューの曲線を伸ばしていきたいです。

そのためにしなければならないことは期待値を上げること、ロットを十分張れるように調査すること、その良い期待値、良いロットの試行回数を増やすことの3つだと考えています。
損益率成績 = 期待値(%) ✕ ロット(資産比%) ✕ 試行回数
それぞれ要素に分割するとやるべき行動は
期待値 → 銘柄選球眼を上げる、ローリスクエントリーポイントを狙う、出口戦略を確立する
ロット → リスク量一定と考えると、ローリスクエントリーポイントを狙うべき
試行回数 → 銘柄の幅を広げる
と全部頑張れ!という結果になりますが、だんだんとやるべきことが定まってきました。特に試行回数のところは努力量に完全に比例すると思うため、精進していきます。
以上で2022年の振り返りとさせていただきます。
このブログを見ている皆様、遅ればせながら2023年も皆さんの爆益を願っております!今年もどうぞよろしくお願いいたします。