2023.09 振り返り

さて早いもので9月も終わり残り三ヶ月となりました。2ヶ月間ブログ更新せず申し訳ありません。ドタバタしてブログ更新どころではありませんでした。。
内示後飲み会連発→コロナ罹患
→色々な方にご挨拶できぬまま新天地兵庫へ移動
→兵庫で新しい人間関係、新しい業界に揉まれる
→異動後の職場で25人中13人がコロナ罹患というパンデミック
という精神的に余裕がない状態が続いてしまいました。9月後半からようやく自分のペースを取り戻して通常のルーティンを再開しております。ブログ更新も1日にできましたのでいいスタートを切れたのではないでしょうか。では3ヶ月分振り返りたいと思います。
 
★目次★
 

1.今月の成績

 
7-9月はおおよその期間でキャッシュ半分という身軽なポジションだったこともあり、マザーズの下落にもTOPIXの上昇の影響を受けずに-2.2%とちょいマイナスで済みました。
 
ばしパパ:-2.2%
TOPIX:+1.5%
マザーズ:-10.9%
 
とTOPIXには及ばないものの、マザーズの下落に付き合わずにいられたのは良かったと思います。自分自身の投資先は成長が見込める中でPERが20倍以下のものを中心に売買しておりました。ハイグロース株はあまりエントリーせず下値が硬いものを中心に取引していたおかげでマザーズに付き合わずにいけたのではないかと思います。
 
そして2022年比較のパフォーマンス分布について、2023.09までのパフォーマンス分布はこちら。
 
毎回このグラフを見ながら考えているのですが、自分に刷り込むかのように2つの改善が見られています。
  • パフォーマンス寄与度-1%以下の銘柄数が大きく減っていること、これが一番成績に直結しています。
  • パフォーマンス寄与度+1~2%の領域が大きく増えていること、これは吹いたら利確する習慣がついてきています。
 
一方最近の悩みは利確するポイントが曖昧、もしくはその日の気分であることが多いことです。
最近ゾーンを読み直しているのですが、取引には自分の気持ち・欲求を込めてはいけないと書かれています。恐怖や失望を無意識で避けようとして早すぎる利益確定や全戻しを食らってしまうとのことです。そうならないように自分の気持ち、思いに左右されない規律を保ったシステム的な利食いが必要とのことでした。
 
この論調を見ていると毎回、相場感によって利確ポイントって異なるよなぁ。それなのに自分ルールを決めてしまうと逆に縛られてしまい、この先の上昇相場に乗れないのでは?と思っていました。
 
そんな中読み進めていたらある言葉が脳天を突き刺しました。
私は講習会で常に、以下の主要なトレードの逆説を解決するように参加者に求めている。 それは「いかにしてトレーダーは厳格であると同時に柔軟である方法を習得すべきか?」である。その答えは、「自分の規則に厳格であり、自分の期待に柔軟でなければならない」である。ゾーン P206
自分の規則を厳格に守るというのはよく聞くことです。
一方、自分の期待に柔軟であること、というのは自分のトレードの成果に期待せず、明瞭さと客観性を持ってマーケットとコミュニケーションを取ることだそうです。
私なりの解釈ですが、客観的にマーケットとコミュニケーションを取る、すなわち一つ一つの取引には期待せず、トータルとして自分の取引が機能しているかどうか判断し、例えば一月毎、Q毎などで機動的に自分の規則を変化させることではないかと思いました。その手段は自分の取引を振り返ることでしかなく、今の相場とマッチしているかどうかを客観的に判断するということではないでしょうか。
そう思うとシステム的に利確するという規則が自分の中ですごく腑に落ちた気がします。まだ気がするだけなのかもしれませんが、自分のルールの中にシステム的な利確項目を追加してみて、年末に判断したいと思います。
 
まだ読んでいない方いらっしゃればぜひ読んでいただければと思います。3年前読んだはずなのですが、再読して全然違う気づきを得れる名著です。
 
 

損益ベスト3

 
7-9月の利益ベスト3
  1. 2533 オエノンホールディングス
  1. 3073 DDグループ
  1. 3479 ティーケーピー
 
7-9月の損失ベスト3
  1. 2585 ライフドリンク
  1. 6104 芝浦機械
  1. 3034 クオール
 
1位のオエノンは四季報期待での急騰に乗れました。完全にラッキーパンチです。DDグループは月次発表後の1日のもみ合いでエントリーしたことで利益貢献しています。TKPは決算後の一瞬の輝きで利確できたこちらもラッキーでした。
一方損失のほうがライフドリンクの損失が大きかったです。こちらは反省取引で振り返りたいと思います。
 

現在の保有銘柄(ロット順) CP65%

前月対比コード銘柄名
3073DDグループ
2585ライフドリンク
6932遠藤照明
CP65%とかなり大きな余力を持っています。直近は新高値ブレイクでガンガンエントリーするのではなく、Box底からの反発の確認やCwHが整ったローリスクエントリーポイントを探しています。田舎に引っ越しましたが、田舎のバスは本数が少なく、バス停で待っている事が多いので、待つことに慣れることができそうです。
 

2.取引振り返り

最近サボっていましたが、やはり自己取引の反省をしないと成長が加速しないということで恥を晒して失敗取引を振り返りたいと思います。
 

2585 ライフドリンク

 
 
今冷静に振り返ってみると、駄目な取引のオンパレードです。。
  • Box内での動きにもかかわらず決算後寄り凸、案の定利確に押されて恐怖に駆られて突発的損切
  • 5分足で反発してきたのでリベンジトレード気味にエントリー。
  • 機能していない小さなBoxを自分で作りその反発で入る。割れて損切 x 2
 
寄り凸する場合、2つのことが重ならないと機能しないのではとこれを見ながら思いました。
  1. 事前に想定されていないビックチェンジが周知されること
  1. オーバーヘッドサプライがなく、全員含み益モードに突入すること
今回のライフドリンクの場合には、想定以上の決算でしたが、あくまでも既知のビックチェンジが加速したものでした。プラス6月の高値をS高でも抜くことができないためオーバーヘッドサプライがあり、その結果決算翌日は寄り天になる可能性が高かった、と今冷静に考えたら思えます。
 
株式投資はメンタルゲームだと言われていましたが、最近それを身にしみて実感することが多くなってきました。ファンダ・テクニカル両面で成長したと思えると同時に次の壁に直面しています。試行錯誤していきます。
 
 

3.今月の良かった点、反省点

 

良かった点

  • プライベートが忙しいときに無理にリスクを取らなかったところ。
 

改善点

  • 新規エントリーするときに株価の動きがどうなるか事前に想定し、その対応まで考えておく。その場で判断しない。
  • 大きなBoxは機能する可能性が高いが、Boxの中の小さなBoxは機能する可能性が低い。
 

4.雑感

 
ブログを書かなかった心のつかえがようやく取れました。自分の中で負い目みたいになっており、投資仲間から突っ込まれても言い訳をしてしまう自分がちょっぴり嫌になったりしていました。
時間は作るものという言葉を肝に銘じて、自分に対して言い訳しないように努めたいものですが、なかなか難しいですね。自分は人より自制心が欠けていると思うところが多く、まずは形から入りルール作りをすることが多いです。そうやって自分の中の無意識のもやもやがある中で、ゾーンの中の言葉が身にしみました。
規律は厳格に守る必要はあるが、規律を柔軟に変更しても良い。この「柔軟に」を履き違えて「柔軟にトレード」してしまうとただの無規律なトレードになってしまいますが、「柔軟に規律を変えてもよい」というのは目からウロコでした。
 
また、投資とは全然関係ありませんが、最近夜は毎日太鼓の音が響いています。引っ越してきた兵庫県西部はこの時期お祭りの準備で大忙しみたいです。至る所でちょうちんが飾られて、毎日太鼓の練習がされているようです。10月中旬のまつりの時期は1週間会社を休む人も多く、仕事がSTOPしてしまうという噂も。。。どうなることやらですが、そんなことも楽しみながら兵庫ライフ満喫しようと思います。
 
以上、少し長くなってしまいましたがここまで読んで頂いてありがとうございました。自分でも書きながら頭を整理していることが多く、この月イチ更新は続けていきたいです。どうぞよろしくお願いします。