2023.06 振り返り
上半期が終了しました。皆さん半年経ってパフォーマンスはいかがでしょうか。Twitterの凄腕さんを見ていると目の眩むパフォーマンスを出されている方が多くいらっしゃり良くも悪くも刺激になっております。
私は指数レベルの上昇になっており、相場の恩恵をそのまま享受している程度という半年間でした。個別株をやっている身からすると指数をアウトパフォームできるように精進していきたいです。
★目次★
1.今月の成績
6月のパフォーマンスですが、どちらかというとTOPIX連動の動きでした。そこまで大型株に寄せているわけではないのですがAI関連銘柄のようなハイグロをPFに取り入れていなかったことによる動きだったように思います。
MyPF:+6.5%
TOPIX:+7.4%
マザーズ:+9.1%
と参考にしている指数と比較してアンダーパフォームしました。あまり落ち込んではいませんが、なぜ劣後したのか、少し振り返りたいと思います。
TOPIXが高値ブレイクしてきたのが5/1、そこから若干の調整をはさみつつも6/14まで一直線に上昇してきました。TLにも加熱感が出てきている一方で大型株がメインの上昇になっていて、イマイチ小型株に資金循環していないなと思っている中、ミネルヴィニの緑本を読んでいたら上昇局面で利確する話が目に入ってきました。前日の勉強会で同じ話題が出ていて、レバが120%と少しかかっていた状態だったこともあり、一気にレバを落としてレバ70%まで利確をしたのが6/14でした。そこからのマザーズの急上昇は目も当てられませんでした。。。若干の恩恵は受けましたが、指数を劣後する日々は辛いものがありました。
とはいえ、その後のマザーズの下落に付き合うことも無かったのでそこそこいいPFを作れていると実感できたのですが、やはり相場の過熱感に応じて利確損切りするのはそもそもエントリーのときに考えていたExitポイントではないのでやってはいけないことなのだと感じました。
あくまでも主役は自分が保有している個別株。そのチャートが割ってはいけないラインを割ったとき、チャネルラインを上抜けたとき、目標株価に近づいて上値余地がなくなったとき、この3つのみがExitポイントなのだと痛感しました。
そして2022年比較のパフォーマンス分布について、2023.06までのパフォーマンス分布はこちら。
去年のパフォーマンスと比較して、良くなっている点が二個あります。一つ目は右側のプラス層、特に+1.0%以上が厚くなってきたことです。これは相場地合いの恩恵が大きいと感じています。一方自分自身の成長として二つ目に左側のマイナス層が減っていることが挙げられます。
自分自身でルールにしている上限損失を-1.0%と決めていますが、-1.0%以上の損失の合計推移が
2021:-34%
2022:-30%
2023:-11%
となっており、大きな損失を減らせていることがわかります。
細かい中身を見ていくと大きく損失している銘柄に共通しているのは「1.決算マタギ大ロット被弾」「2.空売りリベンジトレード」の2つでした。
「2.空売りリベンジトレード」はQに一回繰り返してしまっているトレードになっていて、去年より頻度を減らせているんですが、撲滅できていない悪癖になっています。。
一方「1.決算マタギ大ロット被弾」は昨月のブログでルールづくりを進めており、また最大ロットもなぜか30%でルール化していたものを20%に削減しました。先日の駄犬さんのブログでも最大ロット10%と書かれていたようにそれでも大きなロットになっているのですが、まずはこれで今回の8月決算シーズンは臨んでみようと思います。
損益ベスト3
今月の利益ベスト3
- 7715 長野計器
- 9731 白洋舎
- 5138 Rebase
今月の損失ベスト3
- 4258 網屋
- 2359 コア
- 3968 セグエ
今月の利益については、5月決算後にエントリーした3銘柄が入ってきました。5月決算がよく、かつ次の決算以降も好業績が見込める銘柄が上昇した格好になっています。
一方損失ベスト3は書かれていますが、大きな損失はなく、キチンと事前に計画した損切ポイントで損切した銘柄が並んでいます。
現在の保有銘柄(ロット順)
前月対比 | コード | 銘柄名 |
新 | 7163 | 住信SBIネット銀行 |
新 | 6104 | 芝浦機械 |
減 | 7715 | 長野計器 |
減 | 9731 | 白洋舎 |
減 | 3034 | クオール |
5136 | tripla | |
5134 | POPER | |
減 | 2533 | オエノン |
2.取引振り返り
今月はまだ継続保有している銘柄が多く、取引振り返りは翌月に多くを回したいと思います。
一つだけ利益ベスト3に入った銘柄で利益確定した銘柄があったので振り返ります。
Rebaseはインスタベースを運営する会社です。貸し会議室などのレンタルスペースを借りるプラットフォームを運営しており、少人数(30-40名程度)で運営することで費用を極力抑えつつ、プラットフォーム使用料30%程度を売上にし、利益を積み上げるビジネスです。3月以降貸し会議室の予約が取りづらくなっており、市場としては追い風になっています。
初期エントリーは決算前に極小ロットで試し玉を入れました。ガイダンスリスクを考慮した結果でしたが決算翌日から上昇に転じました。
思ったより上がるなーと思い、市場参加者が次Qの決算を期待して上昇していると考え、買増ポイントを探していたところ1200円超える前にボラティリティ収縮が見られたので買増しました。ここまでのエントリー取引としてよかったと思います。
Exitのところ、最初の買増分のを利確したのは悪手でした。ポジションが大きくなっていて、リバランスと称し買増分を利確したのですが、今見ると綺麗にヨコヨコで推移しており、かつ下落時に出来高が小さくなっている、いわゆる売り圧力を消化しているチャートになっています。全体ロットを落とそうという盲目的な判断で買増分を利確してしまったのは良くなかったです。
一方初期ロット分はトレイリングストップを上げつつ傍観している中、6/27にお迎えが来ました。その日下ヒゲをつけて再度上昇に転じているので悔しい気持ちもありますが、目標株価に近づいている中マザーズ下落に引っ張られてBoxを割り逆指値に引っかかって利確というのは兼業投資家としては十分な判断だったのかなと思っています。
それにしても売りは芸術と言いますか、引き際が肝心ですね。。
4.雑感
上半期が終了し自分のトレード全体を振り返り始めています。
個別銘柄と違って集計の意味合いが強いと思っていたのですが、思ったより自身の癖が出てきていて面白いです。
例えばこんなグラフ。
平均損失はエントリーポイントを改善できている効果なのか、右肩下がりで今は5%程度で落ち着いています。
一方、平均利益は完全に地合いマンです。。とはいえ去年後半から改善できている様子が見えます。
一方パフォーマンスはロット x 損益率で決まるので勝ちトレードにロットをはらないといけません。そこでパフォーマンス寄与度(損益額 / 投資資金)に直すとこんな感じ。
平均利益が直近少し右肩下がりになっており、小さいロットで戦っている様子がわかりました。キャッシュポジションを増加させているわけではなく、保有銘柄数が多くなっているのが理由かと思います。今保有銘柄が8銘柄ありますが、もうちょっと絞りたいところです。
こんな話を別記事で7月中旬を目処に書きたいと思っています。
以上、少し長くなってしまいましたがここまで読んで頂いてありがとうございました。
今後も月一更新は続けていきますので、どうぞよろしくお願いします。